最近は「健康のためにヨガやピラティスを始めたい」という人が増えています。
でも実際には、「ヨガとピラティスって何が違うの?」「ホットヨガって普通のヨガと違うの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ヨガ・ホットヨガ・ピラティスの違いをわかりやすく解説し、それぞれのメリットや向いている人の特徴をまとめます。
ヨガとは?
ヨガはインドで生まれた伝統的な修行法がルーツです。
呼吸・ポーズ・瞑想を組み合わせて、心と体の調和を目指します。
ヨガの特徴
- ゆっくりした動きで、柔軟性やバランス感覚を高める
- 呼吸を重視し、精神面にもアプローチ
- ストレス軽減や自律神経の調整に役立つと言われている
特に「リラックスしたい」「自分と向き合いたい」という人におすすめされています。
また、厚生労働省「こころの耳」でも、心身のセルフケアとしてヨガの有用性が紹介されています。
ホットヨガとは?
ホットヨガは、室温35~40℃、湿度55~65%程度の温かい環境で行うヨガです。
「大量の汗をかく」「デトックス効果がある」とされ、近年特に人気があります。
ホットヨガの特徴
- 温かい室内で筋肉が伸びやすく、柔軟性アップが期待できる
- 大量発汗による爽快感
- 冷え・むくみの対策として選ばれることが多い
ただし、高温多湿の環境が合わない人(心疾患・妊娠中など)には注意が必要と言われています。
レッスン前には必ず水分補給と体調チェックを行うようにしましょう。
ピラティスとは?
ピラティスは、20世紀初頭にドイツのジョセフ・ピラティス氏がリハビリ目的で開発したエクササイズです。
「筋肉を整えること」「体幹を鍛えること」に重点を置いています。
ピラティスの特徴
- 姿勢改善・インナーマッスル強化に特化
- 胸式呼吸とともに、小さな動きを丁寧に行う
- マシンを使うものと、マット上で行う「マットピラティス」がある
姿勢や腰痛に悩む人、筋力バランスを整えたい人に支持されているようです。
【比較表】ヨガ・ホットヨガ・ピラティスの主な違い
項目 | ヨガ | ホットヨガ | ピラティス |
---|---|---|---|
起源 | インドの修行法 | ヨガの派生(現代的アレンジ) | 近代ドイツのリハビリ法 |
呼吸法 | 腹式呼吸 | 腹式呼吸 | 胸式呼吸 |
目的 | 心身の調和 | 柔軟性+発汗・代謝UP | 姿勢・体幹・筋バランスの調整 |
動き | ゆっくり・静止ポーズ多め | ヨガと同様(発汗多) | 小さい動きでコントロール重視 |
汗の量 | 少なめ | 多め(発汗が目的の一つ) | 中程度 |
精神面の効果 | 大きい | 中程度 | 副次的にあり |
向いている人 | 心を落ち着けたい方 | 汗をかいてリフレッシュしたい方 | 姿勢や不調を整えたい方 |
目的別の選び方
目的がはっきりしている場合、それに合わせて選ぶとよいでしょう。
- ストレスを軽減したい・心を落ち着けたい → ヨガ
- 汗をたくさんかきたい・代謝を上げたい → ホットヨガ
- 姿勢改善・筋肉のバランスを整えたい → ピラティス
ただし、一つに絞る必要はありません。
たとえば週に1回はピラティス、もう1回はヨガを行うといった組み合わせも、多くの人が実践しています。
体験してみてわかる違いも大切
各種エクササイズの説明を読んでも、実際に体を動かしてみると印象が異なることもあります。
たとえば、「ヨガはゆったりしてると思ったら、意外と筋肉に効いた」
「ホットヨガは最初きついけど、終わった後の爽快感がやみつき」
「ピラティスは地味だけど、終わったら姿勢が整ってる気がする」
こうした感覚の違いも、運動習慣を続けるうえでとても重要です。
多くのスタジオでは体験レッスンがあるので、まずは試してみるのが一番です。
まとめ
ヨガ・ホットヨガ・ピラティスは、すべて「心と体を整える」ための素晴らしい運動ですが、目的・効果・アプローチが異なります。
- ヨガ:心と呼吸を整える
- ホットヨガ:発汗・代謝アップでリフレッシュ
- ピラティス:姿勢と筋肉バランスを調整
あなたの今の体調や気持ちに合った方法を選び、無理なく・気持ちよく続けられることが何より大切です。
ぜひ、自分にぴったりの「整え方」を見つけてみてくださいね。
コメント